幸せな結婚式を無事に終えて、いよいよ新婚生活のスタートというときに、1番の大仕事となるのが「新居選び」です。
もともとどちらかが住んでいた家に2人で住むという場合には問題ありませんが、2人で新たに新居を借りて引っ越すとなるとなかなかの重労働になります。
新居を選ぶポイント、また注意点はどんなところか知っておくと、新婚生活をスムーズに始めることができます。きちんと予習をして、新居選びのポイントをおさえておきましょう!
新居選びをはじめるベストタイミングは?
結婚することが決まったら、結婚式の準備をしたり、役所周りの手続きをしたりと忙しい日々が続きます。とくに新居への引っ越しと結婚式準備を並行して行おうとすると、どちらかがおろそかになってしまうことも。
1つ1つをしっかりと行うためにも、新居探しは結婚式の半年前からはじめ、結婚式の2か月前には引っ越しを終えておくようにしましょう。
また、結婚式直前の引っ越しとなると、招待状の返信先の記載を新住所にすべきか旧住所にすべきかで混乱してしまいます。その点も考慮して、早めに新居を決めておくことが最善策となります。
家賃と間取りの決め方
新居にマンションやアパートを選ぶか、一軒家を選ぶかは地域や収入によっても異なりますが、賃貸の場合、家賃は収入の1/3を目安にします。
間取りは、すぐに子どもを作る予定なのか、しばらくは2人で過ごすつもりなのかによって異なるので、子どもを作る予定なら一部屋余分に考えておくといいでしょう。
2人のことだけを考えて決めてしまうと、子どもができたときに手狭になってすぐに引っ越さなくてはいけなくなります。新婚カップルにとって現実的な間取りは1LDKや2DK、理想的な間取りは2LDKといわれています。
どの家具をどこに配置するのか考えよう
2人とも一人暮らしで、結婚を機に同居するとなると家具も2人分になってしまいます。
2人分をそのまま運び込んでしまっては部屋がいっぱいになってしまうので、ある程度どちらのものをどれだけ運び込むかを考えておくことが大切です。
処分をするのか、実家に置いておくのか、新たに買い替えるのかなど細かくリストにしておくとスムーズです。
新居の内見をするときに「ここにこれを置いて……。」と考えながら部屋選びをすると、引っ越してから思ったより手狭になってしまったということにならずに済みます。
また、内見の際には部屋の間取りに加えて、壁や窓などの寸法がわかる図面や、写真を撮っておくと複数の物件で比較する際に便利です。
優先順位をすり合わせておこう
夫婦が共働きの場合、通勤場所や生活習慣によって住みたい場所が絞り込まれていきます。また、近所のスーパーは夜遅くまで開いていないと困る、夜勤があるから駅から近く危なくない場所がいいなど、それぞれが優先することは違ってくるでしょう。
新居選びに行く前にお互いが優先したいことをすり合わせておくと、新居選びがスムーズに進みます。
そして、最も大切となるのは、物件を見に行くときは必ず2人で一緒に見に行くこと。お互いの希望通りの物件はなかなか見つからないと思いますが、新たに始まる新婚生活を想像しながら、根気強く2人で探しましょう。
これから始まる新婚生活を幸せなものにするためには、新居はとても重要なポイントになります。ときには妥協も必要ですが、お互いが「これだけは譲れない」というポイントを1つ1つ出し合って条件に見合う物件との出会いを探していきましょう。
この記事の著者紹介
KANA
1985年生まれ。女性(既婚) コラムニスト。
チャレンジ精神が旺盛で、Webデザインや衣装デザインの会社のアルバイト、コンビニ店員や本屋の店員などさまざまな仕事をしてきた。
性に関する赤裸々な話から、付き合いたてのカップルに向けた記事など、幅広い内容で執筆できる。