みなさんは「フォトウェディング」という言葉を耳にしたことがありますか?昨今では、和装・洋装というドレスの枠を超え、家族婚や海外婚など色々なウェディングスタイルが登場しています。中でもここ最近注目されているのが、写真だけの結婚式「フォトウェディング」。いったいどんな写真を撮るのか、またフォトウェディングが人気上昇した理由に迫ります。
■フォトウェディングとは?
フォトウェディングとは、その名の通り結婚式当日さながらに写真を撮るスタイルを指します。ドレスとタキシード(和装や私服の場合もあり)を着用し、カメラマンとともに様々な場所で写真を撮影します。
結婚式当日はゆっくりと撮影ができない為、事前に撮影を希望する場合や、妊娠でお腹が目立つ前にドレスを着たいという女性、低予算で結婚式気分を味わいたいなど、フォトウェディングを選ぶ理由は様々です。
また、フォトウェディング後に実際に挙式するカップルもいれば、結婚式はせずに写真のみというカップルもいます。フォトウェディングと結婚披露宴両方を行うというスタイルの場合、フォトウェディングではなく「前撮り」と呼ばれることもあります。
■フォトウェディングの魅力
フォトウェディングが人気の理由として、大きく3つ挙げられます。
➀ゆっくり時間をかけて写真撮影ができる
フォトウェディングは結婚披露宴のように、分刻みのスケジュールが組まれることはほとんどありません。バタバタすることなく、リラックスした状態で撮影ができる点は魅力です。また、衣装を替えたり、撮影場所を複数にしたりする場合は、半日から一日かけて撮影を行います。一般的に、結婚式当日はチャペルと披露宴会場で撮影しますが、フォトウェディングであれば、二人の初デート場所や思い出の地を撮影場所として選ぶことができるのも人気の要因といえます。
➁コストを抑えて結婚式の思い出を残すことができる
結婚準備の総合メディアとしても知られるゼクシィによると、2014年の結婚式費用総額は333.7万円。こちらの金額は、二次会や新婚旅行を含まない挙式・披露宴の費用平均です。つまり、二次会を含めると、350~400万円ほどの費用が発生することになります。
会場費用やドレス・ヘアメイク代、ゲストの食事代、引き出物に加えて、招待状の切手代や、遠方のゲストにお渡しするお車代などなど、一度の結婚式では様々なポイントで料金が発生します。それに対して、フォトウェディングでは、ドレス・ヘアメイク代・スタジオ(またはロケーション)代が基本費用です。撮影枚数やドレスの数によって料金は上がっていきますが、5~30万円程度が相場になります。約400万円の結婚式費用と比べると、低予算で抑えられる為、新婚旅行にお金をかけるカップルも増えているようです。
➂授かり婚や再婚のカップルも気兼ねなく撮影できる
最後は、だれでも気兼ねなく結婚の記念として残すことができるという点です。たとえば、授かり婚のカップル。結婚式を挙げるには、平均して3~6か月程度の準備が必要です。そうなると、新婦の体調がすぐれなかったり、お腹が目立ってきたりと結婚式どころではなくなってしまいます。そこで、お腹が大きくなる前に写真を残そうというカップルにはまさにフォトウェディングがピッタリなのです。
また、再婚の場合や40代・50代で結婚する際に、結婚式を挙げるほどでもないという夫婦にもフォトウェディングが支持されています。
■フォトウェディングのアイディア
最後に、巷で人気のフォトウェディングの中でも、参考にしたいアイディアをご紹介します。
・ペットと一緒にフォトウェディング
主役の二人がいつも一緒に過ごしているペットと一緒に撮影できるプランは、いまや全国に広がっています。愛犬家・愛猫家にとっては最高の思い出になりますね。
・和装×神社でフォトウェディング
ウェディングの定番である和装でのフォトウェディングも人気です。和装なら、両手をついてご挨拶をしている瞬間を切り取った写真を撮りましょう。年賀状用の写真にもマッチしますので、オススメです。
・カジュアルにフォトウェディング
20代の若い夫婦に人気となっているのが、新郎がハーフパンツで新婦はミニドレスというスタイル。足元もお揃いのスニーカーを合わせて、式場とは違うカジュアルな雰囲気の写真が撮影できるのもフォトウェディングの特徴です。
・二人が出会った学校でフォトウェディング
高校や大学の同級生カップルにオススメなのが、出会った場所である学校を舞台にした撮影です。学校側の許可が必要にはなりますが、黒板のある教室や食堂など、本来は私服で過ごす場所で、あえてドレス姿で撮影するというミスマッチ感が一生の思い出になります。
いかがでしたか?最近話題のフォトウェディングの魅力についてご紹介しました。世代を問わずに幅広く人気となっているウェディングプランです。撮影プランも種類豊富ですので、費用や二人の要望にあった情報集めをして、噂のフォトウェディングをとことん満喫しましょう。
この記事の著者紹介
石田 ムササビ
1983年生まれ。女性(未婚) 美容師。
高校時代からあらゆるタイプの男性との恋愛を経験。髪型だけではなく恋も思い通りで、恋愛相談を目的に来店する女性客も多い。ライティングの仕事も来店したお客様のススメで始めた。数多の恋愛経験から培った独自の恋愛テクニックが魅力。