秋のデートは公園・庭園で！季節を感じる楽しみ方

心地よい秋晴れの日は、ついつい外出したい気分になりませんか？快晴の日が続く9月から11月にかけては、まさにお出かけ日和。そこで、だれにとっても身近な公園や庭園にお出かけのスポットを当てて、見どころや楽しみ方のハウツーをご紹介します。

日本の「公園」のイメージと海外でのとらえ方の違い

幼い頃から慣れ親しんできた公園。ブランコや滑り台などの遊具で遊んだり、追いかけっこをしたり…振り返ってみると、最近公園に行っていないなという方は多いのではないでしょうか。

海外の公園には、日本ほど遊具は多くありません。実際に公園へ行ってみると、子供以上に大人がベンチに腰を掛ける姿や犬を遊ばせている姿を多く目にします。海外の公園は日本と比べても敷地が広いということもありますが、「公園＝子供たちの遊び場」という日本人が持つイメージとは少し異なり、「公園＝人々の癒しの場」としてとらえられています。

公園は趣味を楽しむ場所

 
今回は、海外での公園に対するイメージを参考に、大人の為の公園の楽しみ方をご紹介します。

まずは、公園は趣味を楽しむ場所として活用してみましょう。例えば、ジョギング。日本国内にある広い公園はランニングコースやサイクリングコースが設けられている場所もあります。草が生い茂っている場所とは異なり、コンクリートが敷かれているため、走りやすく足（タイヤ）への負担が少ないのでおすすめです。

また、公園に多く設置されたベンチに腰掛けて、読書を楽しむのも秋の楽しみ方の一つ。「読書の秋」という言葉に便乗して、屋外読書を。淡く澄んだ秋空の下、気になっていた小説を開き、本の中の世界に入り込んでみましょう。

大人のピクニックランチを公園で

 
日中に公園を訪れる際にぜひオススメしたいのがピクニックです。子供の頃の遠足を思い出して、お弁当とシート（敷き物）を持参。彼女と出かけるなら、バドミントンやフリスビーのおまけも忘れずに！

久しぶりのピクニックで彼女がお弁当を作ってきてくれる場合、男性のみなさんはドリンクの用意をしましょう。公園近くのカフェを調べて、こだわりのコーヒーやフレッシュなジュースをテイクアウトして持っていきます。また、彼女のお弁当メニューに合わせて、軽めのアルコールを用意するのも良いでしょう。小さめボトルのワインや缶に入ったスパークリングワインは女性からの評価の高いお酒です。

ここ数年、若い女性たちの間では「ピクニック女子会」が流行っています。おつまみやお酒を少しずつ持ち寄って、可愛い絵柄のシートに低めのテーブルを置くスタイルが人気です。ここからヒントをもらい、折り畳み式の小さなテーブルを持参すると格段に食事がしやすくなりますよ。

また、グランピング（グラマラスキャンピングの略）が流行しているように、シートやテーブルだけでなく、クッションやブランケットを持ち物に追加すると、リビングのような居心地の良い空間を作ることができます。

「和の心」を感じる日本庭園散策

 
ここまで公園の楽しみ方をご紹介しましたが、最後は日本らしさを感じることのできる日本庭園の魅力をお伝えします。

近年海外旅行客からも人気が高まっている日本庭園。はっきりとした日本庭園の概念はありませんが、広い敷地にある池を取り囲むように、松や桜、紅葉などの草木を配したスタイルが多くみられます。また、休憩所として開放している東屋（あずまや）や茶室のある庭園もあり、観光スポットとして広く開放されています。

日本庭園の多くは、植物の手入れが丁寧に行き届き、四季によって見ごろを迎える花の種類が豊富なことから、日本ならではの春夏秋冬を感じられる場所として注目されています。

代表的な日本庭園は？東京にも庭園はある？

ちなみに、日本三大庭園（または日本三名園）として知られる代表的な日本庭園は「兼六園（石川県）」、「後楽園（岡山県）」、「偕楽園（茨城県）」。京都の寺院や、全国の美術館でも日本庭園のスタイルが多くみられます。

また、東京都内だけで絞っても新宿御苑（新宿区）や皇居東御苑（千代田区）、六義園（文京区）、浜離宮恩賜庭園（中央区）などの代表的なスポットが多数。桜が満開となる春もおすすめですが、個人的には紅葉が楽しめる10月11月がオススメです。場所によっては紅葉時期になると開園時間を延長して、ライトアップされた紅葉を楽しむこともできます。赤や黄色、オレンジ色に色づいた紅葉を見に、日本庭園散策はぜひ秋の今こそ！

秋に行きたい公園デート。大人になった今だから、新しい公園の楽しみ方を探りに行ってみましょう。また、海外からも注目されている日本庭園も今注目のスポットです。都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの庭園で、四季の変化を楽しんでみませんか。