男性にとっても女性にとっても、一生に一度のプロポーズ。彼女を驚かせようと気合いを入れる男性は多いですが、アメリカのニューヨークで超お騒がせサプライズプロポーズを実現した男性が話題になっています。
プロポーズでお騒がせ騒動とは、一体どのようなサプライズが実行されたのでしょうか。
その気になる内容と、そこから学ぶサプライズプロポーズを成功させるポイント、注意点などをご紹介します。
美術館を追い出された? お騒がせプロポーズ
プロポーズの場所に美術館をチョイス
2017年9月、信じられないようなプロポーズがニューヨークで決行されました。世間を騒がせたのは、アメリカ人のクリス・ナリンさん。恋人のメイベス・オハイレさんに結婚を申し込む場所に選んだのは、美術館でした。
風変わりな作品を発見
美術館を訪れた二人は、彼女が一番好きだというピカソ展示室で、どこか他の作品とはちがう絵を見つけました。そこに描かれていたのは、ひざまずき指輪を渡す男性と、赤い水玉模様のワンピースを着た女性。その絵を見た彼女は、気が付くのです。これは「私と彼の絵だ」と。
そしてこれから起こることを察し、泣き出してしまった彼女が着ていたのは、絵と同じ赤い水玉模様のワンピースでした。
このあと、彼は彼女に結婚を申し込み、「YES」の返事をもらいました。
クリスさんは彼女の母親にも協力してもらい、「美術館に赤い水玉模様のワンピースを着ていくように」と念を押してもらったそうです。
じつは無許可だった……
ここまでは恋愛映画に出てきそうな、ロマンチックな展開のプロポーズですが、このあと問題が起きます。
実は、風変わりな絵は、グラフィックデザイナーである彼の自作の絵であり、なんと無許可でその絵を飾っていたのです。そのことがバレてしまい、警備員に絵を取り除くように注意され、美術館を追い出されてしまいました。
どうせなら大物を狙え!
なんでも、この美術館プロポーズは騒動の1か月前に思いついたらしく、どこの美術館からも許可を得られなかったようです。そこで彼は「どうせなら」と、世界最大級のメトロポリタン美術館で、許可を得ないまま勝手に作戦を実行してしまったのです。
プロポーズは成功しましたが、美術館に承諾を得なかったのは失敗ですね。ロマンチックなプロポーズをするのはいいですが、他人に迷惑はかけたくないものです。
サプライズプロポーズを成功させるには
今回紹介した美術館プロポーズから学べることは、きちんとお店や場所の許可は取っておくことが大切、ということですね。
サプライズ演出は、美術館プロポーズのようにオリジナリティ溢れるものもいいですし、少しハードルが高いという方は、レストランなどに協力してもらってサプライズ演出を行うのも良いでしょう。中には「あまり派手な演出は恥ずかしい」という女性もいるので、彼女の好みに合わせたサプライズ演出を心がけるのが大切ですね。自分本位なプロポーズではなく、「彼女が一番喜びそうなこと」を意識してプランを考えることが成功のカギです。
女性の誰もが憧れる「サプライズプロポーズ」。いつかは成功させたいとタイミングをうかがっている男性も多いはず。今回紹介した「美術館プロポーズ」はロマンチックで素敵でしたね。ただ、美術館の許可を取っていなかったため、大変な騒動になってしまいました。サプライズプロポーズを成功させるためには、入念な準備が必要といえるでしょう。今回紹介した例を参考に、ぜひ自分なりのサプライズプロポーズに挑戦してみてください。
この記事の著者紹介
なっつん
1983年生まれ。女性(既婚) 上智大学卒。
勉学一筋だったものの、留学を機に生活が一変し、学生時代は恋愛漬けの日々を送る。
現在は旅行会社に勤めつつ、海外情報や恋愛に関するハウツーコラムを寄稿している。