プロポーズといえば、婚約指輪と花束を贈る光景が頭に浮かびませんか?婚約指輪がメインギフトとなることも多いですが、花もその名のとおり、プロポーズに華を添えるためには欠かせない存在です。
特に情熱的な赤いバラはプロポーズに人気のようです。何十本ものバラを束ねた大きな花束は、まるで映画のワンシーンのよう。でも、実際に運ぶことやその後のことを考えると大きな花束はちょっと大変ですよね。そこで今回は、プロポーズにおすすめの本数といわれる「12本のバラ」について調査しました。
12本のバラがプロポーズにおすすめの理由
12本のバラが持つ意味
Q. 12本のバラはなぜプロポーズにおすすめ?
A. バラの花は贈る本数によっても、込められている意味が異なります。例えば、1本だと「あなたしかいない」、7本は「密かな愛」、50本で「永遠」など。
その中で、12本のバラは「私の妻になってください」「あなたを幸せにします」という意味で、プロポーズの言葉として直球なのです。
99本「永遠の愛」や108本「結婚してください」などもプロポーズにぴったりなのですが、その量と大きさを考えると難しさも・・・。
そこで、スマートにプレゼントできて、かつ、プロポーズに相応しい意味を持つ本数が12本なのです。
12本のバラに関するエピソード
Q.12本のバラがそんな意味を持つのはなぜ?
A.実は、12本のバラは「ダズンローズ」とも呼ばれ、ヨーロッパを中心に世界各地で知られています。ダズン=1ダース(12本)です。
ダズンローズの起源は、その昔、ヨーロッパで男性が女性にプロポーズする際、野原に咲く美しい花を集めてブーケにし、愛する女性に渡したことにあるといわれています。
現在では、野原に咲く花から「12本のバラ」になり、バラの花1本1本に誓いのメッセージを込めた花束を贈ることが『結婚してください』というプロポーズの形になっています。
Q.バラ1本1本に込めた誓いのメッセージとは?
A.それぞれのメッセージはこちらの12の言葉です。
- 感謝(Appreciation)
- 誠実(Sincerity)
- 幸福(Happiness)
- 信頼(Trust)
- 希望(Hope)
- 愛情(Love)
- 情熱(Passion)
- 真実(Truth)
- 尊敬(Respect)
- 栄光(Glory)
- 努力(Effort)
- 永遠(Forever)
つまり、12本のバラを贈ることは、これらすべてを彼女に誓い「あなたを幸せにします」という愛のメッセージなのです。そして、女性は12本のバラの中から一番大切だと思う1本を抜き、男性の胸元に挿してプロポーズを受け入れる証としたそうです。
おすすめはアートフラワーのバラ
Q. 12本のバラはどんなものがおすすめ?
A.色はプロポーズのテッパンともいえる赤が人気ですが、彼女のイメージや好みの色に合わせてピンクや白などのバラもおすすめです。
また、生花のバラは、いずれ枯れてしまうのが寂しいと考える方は少なくないと思います。その場合は、生花ではなくアートフラワー製の花束を用意するとよいかもしれません。アートフラワーなら半永久的に楽しむことができるので、プロポーズの思い出としてずっと形に残しておけます。
アートフラワーはシルクやベルベットなどの布地で造られているので、花びらに名前やメッセージを入れることや、デコレーションができることも。プロポーズに相応しい上品で高級感あふれるプレゼントになります。
12本のバラにはこんな由来があるのですね。プロポーズのときに渡すものを探している方は、12本のバラの花束を選んでみてはいかがでしょうか。もちろん、彼女に12本の意味とエピソードを説明するのも忘れずに。
【関連リンク】
この記事の著者紹介
KANA
1985年生まれ。女性(既婚) コラムニスト。
チャレンジ精神が旺盛で、Webデザインや衣装デザインの会社のアルバイト、コンビニ店員や本屋の店員などさまざまな仕事をしてきた。
性に関する赤裸々な話から、付き合いたてのカップルに向けた記事など、幅広い内容で執筆できる。