毎年やってくる暑い夏。海やプールなどの水辺のレジャーから、バーベキューや登山といった陸上でレジャーまで楽しいことがたくさん!その反面気になるのが、汗をかいた時の嫌なニオイ。冬と比べ夏場は皮脂の分泌が高まる季節です。気になる女の子との初デートが「臭い」のイメージで終わってはいけません。夏場のデート前こそ汗とニオイの対策をしっかりとしましょう。
そもそも汗の役割って?
「汗」は、皮膚にある汗腺で作られる水分です。人間の体温を一定に保ち、脳や神経などの体の機能を正常に動かす為に大変重要な役割を持っています。みなさんもご存じの通り、人間の体温は、30~40度で保たれています(個人差があります)。
発熱の基準値として「36度以上」と耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。多くの場合、体温が低すぎたり、高すぎたりしてしまうと生命の危険にさらされる状況になります。インフルエンザなどで40度以上の熱が出た際に、無気力で活動できなくなるのはまさに体温の上昇が影響しているのです。また、標高の高い山や気温の低い地で低体温症という病を発症するのも体温の急激な低下が原因です。
汗は、特に人間の体温が上昇して正常に機能しなくなる事態を防ぐために自然と出てくる、大変重要な役割を持つのです。
「汗=臭い」は勘違い
汗の重要性をお伝えしたところでもやはり「汗=臭い」というイメージをされる方は多いでしょう。ですが、そのイメージ、実は間違いなのです!
本来、汗は無臭に近いくらいニオイがほとんどありません。ではなぜ、臭うのでしょうかそれは、汗と皮脂が混ざって菌が増殖したり、酸化したりすることが原因といわれています。こういった原因の対策をとることで嫌な汗臭にさよならしましょう。
【汗対策①】制汗剤(スプレー、クリーム等)
ほとんどの人が一度は使ったことがある制汗剤は、やはり手軽さという面で最も身近な対策方法です。ドラッグストアを中心に、コンビニやスーパーでも購入することができるほど身近な存在ですね。
また、制汗剤にも種類が豊富で、定番のスプレータイプから、肌に直接塗りこむクリームタイプ、制汗シートなども販売されています。持ち運ぶ際に邪魔にならないコンパクトサイズのものも多いので、自分に合うタイプを見つけて、夏場はカバンに1つは常備しておくとよいでしょう。
【汗対策②】速乾性の高い衣類
こちらも汗対策には欠かせません。Tシャツやワイシャツなど、衣類に使われる繊維は多種多様。冬場に嬉しい保温性の高いニット(毛)や、吸水性の高いコットン(綿)など様々ですが、夏場は特に「速乾性」と「吸水性」、「消臭」というキーワードを打ち出している衣類がオススメです。
最近では、“着ている方が涼しい”というテーマで開発されたインナーウエアも登場しています。これは、身に着けた瞬間にひんやりと感じる「接触冷感」と呼ばれ、衣類だけではなく、布団にも取り入れられています。
汗によるベタ付きや不快感を改善してくれる速乾性・吸水性機能と、ニオイの発生を抑えてくれる消臭機能で夏でもサラサラボディーを心掛けましょう。
【汗対策③】食事(和食・緑茶など)
これまでにご紹介した「制汗剤」と「インナーウエア」は、どちらかというと即効性のある対策です。とはいえ、根本から自分の体臭と向き合うのなら、日常生活とくに食生活の改善が効果的です。多忙を原因についついジャンクフードやスナック菓子で空腹を満たすことが多いという人こそ、これを機会に見直ししてみてはいかがでしょうか。
食事面で体臭に効果的なものというと、やはり和食。ヘルシーというイメージの通り、油を控えた料理や、野菜中心の和食は体臭対策としても注目されています。また、殺菌作用のある緑茶も飲むと効果的です。汗の原因の一つである菌の増殖を防ぎ、悪臭と戦ってくれます。
これらは日常的に続けることが効果的です。食生活の改善と合わせて、運動も取り入れて健康的かつニオイとは無縁の体を目指しましょう。
夏場に気になる汗とニオイの関係から臭い対策をご紹介しました。湿気の多いベタベタじめじめした環境は、心身ともに悪影響です。臭いの原因となる菌の発生や汗の酸化を防ぎ、清潔感のある体で、夏場のデートも楽しみましょう。
この記事の著者紹介
本田 レイナ
1984年生まれ。女性(未婚) オーガニック系コスメ店店員。
高校時代はあらゆる媒体で自己表現を続け、ライターを志望していた。
化粧品系の会社に入るも夢を諦めず、ライターとしてもネットで活動を始める。
記念日のサプライズなどの記事を得意とする。