【※前回記事:花言葉を活かしたフラワーギフトとは?】
「いや、サムさん違います。そういう話はしてないです。プロポーズ方法とアイテムの提案です。」
あ! そうでしたね! モテるためのプロポーズ方法とプロポーズアイテムでしたね!
「プロポーズする段階でモテるモテないは少し違う話のような気もするのですが……ともかく、本日もよろしくお願いします」
お願いします m( _ _ )m
6月にプロポーズしてもジューンブライドは出来ない!?
「ところでサムさん。ジューン・ブライドってご存知ですよね?」
もちろんです。6月に結婚式を挙げることですよね? ジューン・ブライドは女の子の憧れ、という話を聞いたことがあるんですが。やっぱり人気のシーズンなんですか?
「はい。6月に結婚すると幸せになれるって信じられていますからね。一種のゲン担ぎみたいなものでしょうか。とくにヨーロッパやアメリカでは、ギリシャ神話の影響でかなり一般的ですね」
でも水谷さん。ジューン・ブライドの話を、今するんですか? だってもう、6月も終わりですよ?
「(ニヤリと笑う)。サムさんにはまだ、先見性が足りないようですね」
「6月に告白しても、ジューン・ブライドは出来ないんです!」
なん……だと……っ?
「いいですかサムさん。確かにプロポーズは一生に1度の大イベントかもしれません。しかし、プロポーズはあくまで前哨戦です!メインイベントはまだ残っているんです!」
た、たしかに! 言ってしまえば、プロポーズを成功するのはあくまでポケモンでいうところの8番目のジムリーダーを倒した段階。まだこれから先に、チャンピオンロードに四天王、そして乗り越えなければならないチャンピオンが残っている!
「あ。すみません。その例えはよくわからないです…(苦笑)」
7・8月にプロポーズするのがベスト!?
さぁ。プロポーズとは桶狭間の戦いにおける大高城の兵糧入れだとして、まだまだこれから田楽狭間での今川義元vs織田信長が残っているぞという話が出たわけですが。
「すみません。もっとわかんないです。たとえが渋すぎます。歴史が苦手なもので…。いや、マニアックすぎます(笑)」
何はともあれ。プロポーズして即結婚はできないってことですね!
「……まぁ、今は本題に集中しましょう。その通り、プロポーズをしてからは沢山の準備が必要になります。両方のご両親への挨拶はもちろん、結婚後に住居を変える場合は新居の準備、そして結婚会場の準備にドレス選びetc……
ちなみにサムさん。結婚までの準備期間ってどれくらい必要だと思いますか?」
え!? ぇえ……。は、半年くらいですか?
「早い人はそれくらいですね。でも、8ヶ月~10ヶ月以上かける人も多いんですよ。 中には1年かける人だって」
そんなに!? ほぼ丸1年じゃないですか!
「それだけ時間がかかるものなんです。さぁ、そこでサムさん。簡単な算数の問題です。6月の10ヶ月前って、なーんがーつだ?」
……! 8月だ!
「その通りです。つまり彼女のためにジューン・ブライドをしてあげたいならば、7・8月にプロポーズするのがベストなんですよ」
夏のプロポーズにオススメの商品
さて。ジューン・ブライドのためには7・8月のプロポーズをオススメするという話になりました。では水谷さん。今日の商品を見せてもらっていいでしょうか?
「はいはい。今回もオススメの商品を持ってきましたよ……(ガサゴソ)」
いやー。じつは自分、前回見せてもらった商品でかなり惚れ込んでまして。今日も楽しみにしてたんですよ~。さーて。どんな商品が……
「お待たせしました。こちらになります。』
(ジッと商品を見つめる)
水谷さん。
「なんでしょう?」
これ、前回と同じ商品じゃないですか?
「違います」
そうですか。ありがとうございます。ブック調の外装すごいですね。
「それほどでもありません」
やはり同じだった! しかも、同じなのに謙虚にもそれほどでもないって言った!
「まぁ、サムさん。落ち着いてください。本当に違うんです。いや、正確に言うと、同じだけど違うんです」
すみません。僕ちょっと日本語が苦手のようです。どういうことでしょうか?
「とりあえず、開けてみてください。そうすれば分かりますよ」
わ、分かりました……。
なん……だと……っ?
「あ。そのネタ今日だけで2回目ですよサムさん」
LoveBook -Lei- (ラブブックレイ))
前回と中がかなり様変わりしましたね。
「前回は桜のアーチでしたが、今回は南国花「プルメリア」のレイをモチーフにしました。」
あ。この花ハワイとかにあるやつですね。
「はい。幸せを呼ぶと言われている縁起の良い花で、ハワイではプルメリアでレイを作って好きな人に渡せば、夢が叶うと言われているんです。」
それにあやかっているわけですね。確かにこれを渡せば、プロポーズもオッケーされそうですし、その後の結婚生活も幸せいっぱいになりそうですね!
「さらには本の中の装飾も、貝殻とヒトデに変更しています。」
所々に海らしさをアピールしているんですね。あ、でも暖色が多くて暖か味のあるデザインですね。
「そうですね。レイにプルメリアだけではなく、ピンク・イエロー・グリーンの3色のアジサイを使っているのがポイントです。それが南国らしさを引き出しているのだと思います」
それに……あ! オスの蝶に使われているビーズも青から緑に変わってる!
「よく気づきましたね。そちらも商品の内装に合わせて変更しました。もちろん「Marry me?」ハートチャームも健在です」
夏のプロポーズはこれでバッチリ!
LoveBook -Lei-は夏仕様になってパワーアップしたわけですね。
「そうですね。各季節の特徴をとらえ、オールシーズンで男性の皆様のプロポーズをサポートできればと思っております」
いやぁ。これは世の男性諸君にとっちゃほんとに心強い限りです。まさに、鬼に金棒って気分ですよ!
「お花の会社なので、もうちょっと可愛い例えにしてくれると嬉しいんですが…(苦笑)」
え? うーん……。うん! 思いつかないっす!
「あ。今ので私、なんでサムさんがモテないのか分かった気がします」
!? と、とりあえず! 今日のところはここらへんで! 水谷様。本日もありがとうございました。
「こちらこそ、ありがとうございました!」
この記事の著者紹介
小野瀬サム
1988年生まれ。男性。ライター。
スリランカとのハーフ。英名サム。
明らかに日本人ではない顔で「国を伴侶と心得ておる」「色恋なんて浮いた話は、お袋の腹の中に置いてきた」と 言っていたところガチで引かれて、いまどうやって取り繕おうか考え中。外国籍の母の影響で家の中に花があるのは普通だと思っていた。