結婚式が無事に終わってひと段落したときには、両家の両親にはもちろん、双方の親戚などにも改めて挨拶回りをするのがマナーです。また、結婚を機に2人で新居に引っ越すという場合には、新居のご近所さんなどにも挨拶をする必要があります。
この挨拶回りをきちんとするかどうかで、結婚生活が快適に過ごせるかどうかが決まってくるといっても過言ではありません。そこで今回は、結婚後の挨拶回りをするときに、どのような点に注意すればいいかをご紹介します。
1.挨拶回りをするべきタイミングは?
結婚後の挨拶回りをするときには、タイミングが重要になります。
結婚式後、なるべく時間を置かずに速やかに挨拶回りをするように心掛けましょう。
両家の両親や職場の上司など、仲人になってくれた方には、挙式もしくは新婚旅行から帰ってきたらすぐに挨拶に伺うのがマナーです。
新婚旅行後に伺う場合には、旅行のお土産を一緒に渡すことができるため、ちょうど良いタイミングといえるでしょう。また、ご近所周りにも、新婚旅行から帰ってきたタイミングか、引っ越しの挨拶を兼ねて伺うのがベターです。
さらに、結婚式に来てくれたゲストへのお礼状や、結婚内祝いは挙式後の1ヶ月以内には送るのが基本的なマナーとされています。
2.挨拶回りに持っていくものは?
挨拶回りの際には、ご挨拶の品を持っていくようにしましょう。
その際の予算は、両家の両親や親戚、上司には3,000円~5,000円程度の品を持っていくのがベストです。あまりにも高額なものを渡してしまうと、相手も気にしてお礼を用意したほうがいいのかと考えてしまいます。受け取り側に気を遣わせない程度の予算で用意しましょう。
また、ご近所の方や新居の大家さんなどへ渡す品物は1,000円~2,000円程度が目安です。こちらもあまりに高価なものは遠慮されてしまうことがあるため、相手が受け取りやすく、かつ喜んでもらえそうなタオルや菓子折りなどの消耗品がおすすめです。
3.挨拶回りに伺うベストな時間帯は?
挨拶回りは、土日の午後に伺うのがベストです。午前中は朝の支度や家事などでバタバタとしている可能性があり、夕方は夕飯の準備などをしていることが多いため迷惑になってしまうおそれがあります。
とはいえ、お昼の時間にさしかかると昼食などをとっていることもあり、相手に気を遣わせてしまうので、14~17時くらいの時間帯を目安にお伺いしましょう。また、事前に伺う日程を伝えておくと、留守などの入れ違いを避けることができます。あくまでもご挨拶という姿勢を忘れずに、長居しすぎないように注意しましょう。
結婚式が終わってひと段落したと思ったときにやってくる挨拶回り。もうひと頑張りという気持ちで、挨拶回りをしっかりと行うことが、良識ある夫婦のマナーです。夫婦2人でお礼と報告の挨拶回りをやり遂げましょう。
この記事の著者紹介
本田 レイナ
1984年生まれ。女性(未婚) オーガニック系コスメ店店員。
高校時代はあらゆる媒体で自己表現を続け、ライターを志望していた。
化粧品系の会社に入るも夢を諦めず、ライターとしてもネットで活動を始める。
記念日のサプライズなどの記事を得意とする。